JPCERT/CC 感謝状 2021~コロナ禍におけるご尽力に感謝を込めて~

皆さん、こんにちは。広報の松岡です。

2021年6月、JPCERT/CCはサイバーセキュリティ対策活動に特に大きなお力添えをいただきました方に感謝の気持ちをお伝えしたく、感謝状を贈呈しました。今年度は、JPCERT/CCが2018年から開催しているカンファレンスJapan Security Analyst Conference(JSAC)のプログラム選考委員の皆さまと、三菱電機PSIRT様に感謝状をお贈りいたしました。

JPCERT/CC 感謝状 2021

これまでは、対象の方に直接お会いして思いを伝え感謝状をお贈りしてきましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で昨年度に引き続きオンラインでの贈呈式となりました。今回のブログでは、今年度、感謝状をお贈りした方々についてご紹介したいと思います。

JSACプログラム選考委員の皆さま

JPCERT/CCでは、国内のセキュリティアナリストのスキルの底上げを図るべく、インシデント分析・対応に関連する技術的な知見を共有する場として、Japan Security Analyst Conference(JSAC)を2018年から開催しています。このJSACの立ち上がり当初から、プログラム選考委員の皆さまによって国内外から応募されたテーマから選考がなされ、その年の講演、ワークショップが構成されています。

JSACプログラム選考委員の皆さま

新井 悠 様(株式会社NTTデータ) /  石川 芳浩 様(株式会社ラック)

石丸 傑 様(株式会社カスペルスキー) /  佐藤 元彦 様(伊藤忠商事株式会社)

鈴木 博志 様(株式会社インターネットイニシアティブ) /  中津留 勇 様(セキュアワークス株式会社)

春山 敬宏 様(VMware, Inc) /  山崎 輝 様(楽天グループ株式会社)

JSACのプログラムは、経験を積んだアナリストも満足できて、初心者にも勉強になる内容を目指して構成されています。ターゲットも広く、それでいてそれぞれのスキルレベルにおいて実践に役立つ情報が得られるようなプログラムを選択していく、という難題にプログラム選考委員の皆さまは毎回尽力されています。 さまざまな知見を持ったプログラム選考委員の皆さまの眼をとおして選ばれた良質なプログラムによる構成、そして業界のインフルエンサーでもあるプログラム選考委員の皆さまの影響力と拡散力によって、JSACが国内外に広く認知されるカンファレンスとなったと感じています。改めて、これまでのご貢献に感謝申し上げます。

なお、今年度のJSACは2022年1月27日、28日を予定しています。 カンファレンスの詳細は以下のページをご覧ください(随時更新)。
https://jsac.jpcert.or.jp/index.html

三菱電機PSIRT 様

三菱電機PSIRT様は、PSIRTとして発足する2019年以前から、長きにわたりJPCERT/CCが行う脆弱性情報流通の活動にご協力いただいてきました。情報セキュリティ早期警戒パートナーシップの運用開始の年である2004年に、JPCERT/CC製品開発者登録をされて以降、脆弱性に関するご相談や意見交換を行ってきました。製品開発者の視点からの問題提起など、JPCERT/CCの活動にさまざまな気づきを与えていただきました。

PSIRTとしての発足は2019年と比較的新しい組織ですが、自社製品における脆弱性の検出、海外を含む発見者からの脆弱性届出の直接受付、日本語版および英語版のPSIRTページの開設、組織としての脆弱性対応ポリシーの公開といった成熟したPSIRTが保有する機能を発足当初から持ち合わせているだけでなく適切に機能しているなど、他の製品開発者の参考となるPSIRT活動を展開し、国内のPSIRT活動を盛り上げていただいています。

また、PSIRTの発足以後、特に活発な活動を展開され、2019年においては、自社製品の脆弱性届出数が最も多い製品開発者の一つとして積極的に脆弱性への対応とその対策および情報公開を推進されています。その活動は、国内にとどまることなく、グローバルベンダーとして各地域の拠点と連携し、国内外から報告される多数の脆弱性情報に対処されています。2020年には、FIRSTへの参加やCNAへの登録を行うなど、国際的な脆弱性情報の流通にも参画され、国内外において積極的な活動を展開されています。

オンライン贈呈式の様子

感謝状をお贈りした皆さまには、JPCERT/CCの活動へのお力添えとともに、オンライン贈呈式へのご参加、お写真のご提供など、誠にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

JSACプログラム選考委員の皆さま

三菱電機PSIRT様

今回は、2020年度のJPCERT/CCの活動に大きくご貢献いただいた2組織の方に感謝状を贈呈させていただきましたが、その他の多くの皆さまにJPCERT/CCの活動を日々支えていただいています。JPCERT/CCにお力添えいただいたすべての方々に、この場を借りて感謝申し上げます。引き続きJPCERT/CCの活動にご協力いただけますと幸いです。

広報 松岡 満美子

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